農場の感染症対策
新型コロナウイルスの蔓延で、農場でも市内の学校給食のお取引がなくなり、少し困っています。ウィルスや感染症は野菜もかかるので、野菜に関しては日常といえばそうなのですが、こと人間社会に関してはこれだけ広がるとワクチンの登場まで不安がありますね。野菜の場合は免疫がないので、ウィルス病は基本的には治りません。なので、感染拡大を防ぐために罹病(りびょう)したものを畑から抜いて、持ち出し、地中50㎝以下に埋めてしまうなどの対策をとります。また罹病の原因が野菜にできた傷や痛みで合った場合、銅剤などを散布して、病原菌の生理活性を抑制し蔓延を防ぐ方法があります。蔓延してしまうと手におえないので、早期発見しかないのですが、拡大のスピードが速いと、気が付いた時には手遅れとなるので、感染力が強いウィルスは大変です💦。気が付いたときにすぐに対策を打つというのが絶対必要で、これは生き物を相手にする仕事ならではかと思います。少し先を感じて、今やるべきことをやる。将来を良く変えていくには、今を変えるしかないですね。
農場の感染症対策については「着けない、増やさない、持ち込まない」が基本原則で、前提として「持ち込まない」があります。インプットされるもの(肥料、農薬、堆肥、ヒト、水など) が安全であれば、アウトプット(農産物、ヒトなど)も安全になるという認識です。